フェアトレード >当社のビジョンと特色 >

当社のビジョンと特色

アルテルエコは1998年の創業以来一貫して、フェア・トレードに対する大胆なビジョンを掲げてきました。そこにあるのは、途上国に実質的な効果を及ぼしたい、そして通常の貿易慣行とはまったく異なる慣行を範としたい、という願いです。そして当社は絶えず、マックス・ハベラーの設定する最低要件を上回るように努めてきたのです。つまり、当社はより厳格なルールを課したのです(たとえば、最低基準を超える価格を支払うこと、FTA200という監査方法により現場の検査を実施すること、製品の加工・梱包を現地で行うこと)。当社が目指すのは、フェア・トレードに関して、できる限り最高の基準を設定し、それを達成することです。

フェア・トレードには、いくつかのトレンドがあります。たとえば、最低基準に限定して、フェア・トレードを支持する人がいます。そこで実施されるフェア・トレードのプロセスとは物量重視で、わずかな状況の改善でも良しとされています。たとえ、進歩が微々たるもの、遅々としたものであっても、まずは可能な限り多くの農民を支援すべきだとされているのです。

当社の手法は、それとは異なるものです。当社では常に、コミットメントのレベルと、フェア・トレードの要件を、厳格にするよう努めております。そうすることで、生産者には可能な限り最大の効果を及ぼし、そして消費者には、通常の貿易が及ぼしかねない悪影響を伝えることができるのです。また、当社の期待するレベル、消費者情報のレベルを、いずれも上げるよう努め、公平な市場のみならず市場全体の慣行を、徐々に変えていくことに貢献したいと考えております。そして究極のねらいは、はるかに多くの生産者に、より大きな効果を及ぼすことにあるのです。不十分かつ控え目なフェア・トレードのプログラムでは、より公平な世界という目標が挫折してしまうリスクを、私たちが背負うことになるのです。


楽観主義、明朗快活、そして喜びに基礎をおく連帯への手法に加えて、当社にはフェア・トレードに対する大胆で、妥協を許さないビジョンがあります。それはまた、皆さまが要求する権利を有する、透明性と保証を伴っております。

当社のフェア・トレードへのビジョンがもつ、他とは異なる特徴と、その好例について、当サイトでは数えきれないほどご紹介しております。


透明性市

場の状況

透明性は、フェア・トレードの標準的な要件です。マックス・ハベラー・ラベルは以下のことを保証しています。それは、生産者団体が透明性を確保しており、かつ民主的であること、正式な意思決定プロセスが存在すること、そして認証を確認するための文書に不備がなく、それを検査に使用できることです。

しかしながら、フェア・トレード製品を購入する先進国の企業は、透明性の程度にかなりばらつきがあります

この問題に対するアルテルエコの立場と活動

アルテルエコでは、透明性を事業の中心に据えております。フェア・トレードの精神と、その成功にとって、またお客様の信頼を得るために、これは不可欠なことであると信じているのです。当社では、取扱全製品とそのサプライヤーに関して、豊富かつ詳細な情報をサポートしております。そのため、当社製品のパッケージには詳細な情報が提供されており、さらにこれを、ウェブサイトでご覧になれるファクト・シートが補完しているのです(製品のページ)。

すべての利害関係者の皆さまが、当社が保有する、監査・検査用の他のツールへアクセスすることが可能です。それには、当社のパートナーに関する完全版監査報告書や方法論も含まれます。また、当社で開発したツールには、特許を取得したものもあります。一例としてはAlterEcomètreがあり、当社の全製品に関して、製品上およびウェブサイト上に表示されております。これは、生産者団体に関する主要情報を表示し、商品購入が及ぼす効果について手短にお知らせするものです。

一方、当社ではフェア・トレードに関する参考書を、数冊発行してきました。これも透明性および客観性の一部であり、本文には達成事項、成功と失敗、そして難題の例が示されています。さらに、年次進捗報告書も執筆・発行しており、当社の事業、前年における成功と直面した問題、他に例を見ないビジネス・モデル、主要ツール、そして保証などの概要が、余すところなく掲載されております。


監査・監督ツール

市場の状況

最も要求が厳しい認証システムで、かつ世界一評価の高いフェア・トレード・システムは、FLO (国際フェア・トレード・ラベル機構、http://www.fairtrade-jp.org)です。フランスにおいては、マックス・ハベラー・フランスがFLOの代表となっています。マックス・ハベラー・ラベル、あるいは他の輸入国でそれに相当するものを添付した製品は、FLOの国際的な仕様を満たしているのです。このラベルは、FLO-Cert (www.flo-cert.net)が監督する国際規格準拠のフェア・トレード製品であることをが保証します。


フェア・トレード製品を提供するブランドは、一般的にはこの認証システムに基礎をおいています。他方、このような企業は認証機関に料金を支払うことで、監査・検査のための資金を助成しているのです。


この問題に対するアルテルエコの立場と活動

FLOシステム - マックス・ハベラーは、定期的に徹底した検査を行うことで、生産者の開発に重大なコミットメントを果たす認証システムです。これが、フェア・トレードの認証システムとして最高峰であることに、疑念の余地はまったくありません。さらに近年、国際レベルでは、FLOの内部組織は相当に強化・専門化されてきました。そのため今日、無論いかなる認証システムも完全無欠とはいえないものの、それは高度に専門的な認証システムの頂点に君臨しています。また、FLO-Certは、FLOインターナショナルの仕様の下で認証を行う企業であり、2007年にISO 65の認証を受けました。これは国際レベルで、標準化、専門化、そして認証者の独立性の点から、システムが有効であると認定するものです。以上の理由から、当社の製品に対しては例外なく、FLO - マックス・ハベラーの仕様に従う認証システムを選択しております。


フェア・トレードに従事する組織として、またWFTO (世界フェア・トレード機関)のメンバーとして、アルテルエコは一貫して、原材料部門から下流部門まで、つまり生産者から消費者に至るまで、責任をもつことを重視してきました。1998年以来、当社はフェア・トレードの発展をリードし、この業界が当社の夢と要件に調和した発展を遂げるよう、支援したいと考えてきました。当社は、フェア・トレードの「アクター」をめざしているのです。ここでは「行動する人」という意味です。この目標を実現し、信頼に足る存在となり、さらにパートナーの小売業者と消費者が求める権利をもつ保証をすべて提供するには、当社は流通チャンネルを完全にコントロールし、そして自立を保持する必要があると、常に信じてきました。また、協同組合のプロジェクトを評価・支持できるよう、常に望んでいるのです。それが、開発の面でより重要、かつもっとも意欲的・効率的であると思われるからです。さらに、独創的な製品、伝統的スキル、信頼性を認めること、出会いと人びとの情熱を通じた貿易を実施することも望んでおります。


アルテルエコの事業はいかなるときも、ふたつの基盤の上に成り立っております。

1. 流通経路に関する知識、およびそのコントロール
2. ディストリビューション、および商品の魅力


1998年以来、当社は独自の監査方法論を用い、そしてその価値を向上させております。また流通経路をコントロールしております。そうすることで、マックス・ハベラー・ラベルを補完し、なおかつ流通経路と地元の諸問題に関する最良の知識を得ることができるのです。社内では、監査および購買部門が、販売部門や財務部門とともに重要な役割を担っております。当社では、自社活動が途上国の生産者に及ぼすプラスの効果を欠かさず評価し、その実効性を常に高めるようにしております。

生産者に対する監査に、継続的に直接参加することで、当社が直に異常・問題を発見すること、また生産者に直接問題提起をすること、さらにその問題についてWFTOの耳目をひくことが可能になるのです。
このように他に類を見ない方法は、アルテルエコ独自のものです。当社は、原材料部門から下流部門に至るまでの、真摯な取り組みとコミットメントにより、評価を受けております。

こうしたことが可能なのは、アルテルエコが地元の問題やこの業界について、類まれな知識を持っているからです。その結果アルテルエコは、生産者団体へのラベル認証の可否を決定する、FLO-Certの認証委員会のメンバーに選ばれたのです。

当社のツールについての詳細

楽しさと風味

市場の状況

一般にフェア・トレード製品の品質は優れており、それどころか通常の類似製品を上回っていることも多いのです。しかし、供給が限られていること、そしてパッケージが貧弱なことで、この連帯はいまだに「つまらない、惨めな、魅力がない」製品というイメージに悩まされています。それでも、一部の消費者にとってフェア・トレード製品とは、大義のための運動に参加するという意識を持続させてくれるものなのです。しかしいずれにしても、これは犠牲を払うことであり、楽しいことだとは思われていません。また、フェア・トレード製品は、コーヒー、茶、チョコレートなど、ごく限られた商品カテゴリーに集中しています。そのためスーパーマーケットに行っても、新鮮な風味と新しい料理を見つけるという、消費者の食に対する欲求を十分に満たすことは、必ずしも容易ではないのです。

アルテルエコの答え

1998年に産声をあげて以来、アルテルエコの手法は、連帯することと楽しむことが共存可能であることを、実証しようとするものでした。たしかに、当社のパートナー生産者は、お世辞にも経済的に豊かとはいえません(平均年収は50~5,000米ドルです)が、彼らはちっとも惨めではありません。いえ、事実はまったく逆なのです! 彼らとの議論や、生産者から消費者に至るまでの世界各地と当社との結びつきは、深く豊かな友情の上に成り立ち、笑い声、笑顔、喜び、分かち合い、そして感動にみちあふれているのです。そのすべてが、大いなる楽しみと充足感の源泉なのです。出会いと、知識・伝統の分かち合いから生まれる開発とも言えましょう。

いかなる状況でも、連帯への運動に包摂していくことが、気が滅入る仕事であってはならないと信じております。そうではなく、フェア・トレードとはわかりやすく、ポジティブなものであると考えます。当社はただ、世界の貿易をもっと公平なものにしたいと願っているのです! 

このように明るく実際的なビジョンが当社を際立たせ、それがまた当社の事業全体と、多種多様な色と豊かな風味をもつ商品に反映されております。

当社は、フェア・トレードによるコメ、砂糖、ジュース、キヌア、そしてスパイス販売のパイオニアです。さらに、ウンブ・ジャム、ピンク・ライス、ブラック・ライス、電子レンジ対応の米、パレスチナ産オリーブ・オイル、キヌア、ブラック・マンダリン・ジュースなどの製品も、絶えず導入してきました。製品が地元市場のニーズを確実に満たすようにしなければなりませんが、それでも以上の製品をできるだけ多く、日本で販売したいと考えております。

アルテルエコの製品それぞれの味は、真にご満足いただけるものであり、他では味わえない体験なのです。皆さまにはいずれ、ご自宅の戸棚をフェア・トレード製品で満たしていただけるよう願っております。それに加えて、確かでエキゾチックな風味をお楽しみいただける、1001のレシピのアイデアも生み出されているのです。当社ではまた、アラン=デュカス氏の序文が巻頭を飾るレシピ集も出版しており、当社製品を用いた、簡単でオリジナルな調理法を学ぶことができます。
アルテルエコがある限り、熱意あふれるビジョンを推進することを誇りにしていきます。そのビジョンは、情熱的で、かつ連帯のために献身するもので、そして高らかに宣言しているのです。「世界を変えることはすばらしい!」


オーガニック農法


市場の状況

世には、ブランドや商標があふれています。オーガニック、あるいはフェア・トレードと名乗るものについても例外ではありません。オーガニックだがフェア・トレードではないもの、フェア・トレードだがオーガニックではないもの、フェア・トレードかつオーガニックなもの、という具合です。アルテルエコが取扱うのは、ひとつの例外もなくフェア・トレード製品です。そして、そのほとんどがオーガニックあるいはオーガニックへ転換中の製品です。なお、日本で販売しているアルテルエコ製品はすべてオーガニックです。


この問題に対するアルテルエコの立場と活動

アルテルエコにとって、フェア・トレードとオーガニック認証との相乗効果は明らかです。将来の世代へ不毛の土地を残そうとしている人が、どうしてその世代への懸念を口にすることができるのでしょうか? 農民は土地で使用した有毒な農薬のせいで皮膚病、眼病、呼吸器疾患を患い、生産者は自社製品の種子を特許で保護する大企業から自立できる保証がないのに、どうしてこれを公平とみなせるのでしょうか? 

さらに、オーガニック認証を得ると、生産者はより多くの市場へのアクセスが可能になり、そして彼らは、生産物をより高値で販売することができるのです。同時に、徐々に収穫を増やし、土地と伝統に敬意を払いつつ育てた、先祖伝来の種を守ることもできるのです。それゆえ、オーガニック認証は、持続可能な農業開発・振興を正当化するものでもあります。

とはいえ、オーガニック認証を受けていない生産者団体の製品を購入しようとしないことは、まず経済的に最も恵まれない人びとと協力するという、フェア・トレードの基本原則に反します。実は、オーガニック認証にはコストがかかり、これを負担できない個人生産者もいるのです。そのため、オーガニックの仕様に見合う方法で栽培していても、目下のところ認証を得ていない生産者も数多く存在します。他方、生産者が協同組合を結成した際、彼らは最初の投資先のひとつを、オーガニック認証に決定することがよくあります。

アルテルエコの立場は以下のとおりです。可能な限り、オーガニック認証を得ている、あるいはオーガニックへ転換中の協同組合と協力する。オーガニック農法への転換に着手していない生産者を支援する。生産者団体のプロジェクトが、必ず環境面を重視するように努める。生産者団体が、オーガニック農法に関するトレーニングを提供するよう奨励する。

原産地での加工

市場の状況

通常の食料品に占める原材料費の割合は、平均で店頭販売価格の6~8%となっています。そのため、ただ単に原材料を高値で購入するだけでは、バランスが本当に達成されるまでに長時間を要してしまいます。それゆえ、生産者が収入源の多角化を図れることが、重要な課題なのです。これには、原材料を完成品に加工する段階の一部または全体を実施する、生産者の能力も含みます。

この問題に対するアルテルエコの立場と活動

アルテルエコが強く望むのは、常に、可能な限り最大の付加価値を生産者に還元することです。そして当社の独自性としては、できるだけ多くの当社製品を、原産国で加工していることがあります。これは、当社製品の約半数について実施していることです。そうすることで、生産者団体が得る付加価値が激増し、また開発面でも、はるかに大きな効果があるのです。たとえば、当社が扱うインド、スリランカ、南アフリカ産のオーガニック・ティーは、原産国で地元の原料を用いて加工されています。最終的に、茶の対価として支払われる金額の40~50%が協同組合へ還元されます。平均すると、当社取扱製品の販売価格の20%超が、原産国に還元されているのです。それに対して、通常の製品では6~8%に過ぎず、またマックス・ハベラー準拠の原料のみ購入し、当社製品を現地で加工しない場合は12~13%にとどまっています(注: 数値はフランスにおける販売価格にもとづいています)。日本向け製品については輸出コストにより、この比率は低下します。

先進国における、環境と社会へのコミットメント


市場の状況

フェア・トレードは、途上国の生産者グループの開発を助成しています。ただしラベルの仕様とは、このコミットメントを「ベスト・プラクティス」により、、フェア・トレード製品の輸入者・販売者の社会、環境に関する全事業範囲に、必ずしも拡大するものではありません。ただ実際には、アクターがフェア・トレードを担う企業ならば、社会的責任は通常より高度なものとなり、彼らの環境・社会問題に対する関与・コミットメントは、先進国においても存在することになります。

この問題に対するアルテルエコの立場と活動

アルテルエコは、支援運動と調和に尽くす企業です。ここで当社が望むことは、ふたつあります。まず、フェア・トレードのメリットについて証明すること、そして当社が、あらゆるレベルで現代的かつ効率的である、前途有望なビジネス・モデルとなることです。アルテルエコの従業員と株主全員は、この一体化プロジェクトを軸にした価値とモチベーションを共有し、同時に当社の業務と個人の目標を調和させる決意をもっているのです。

したがって、当社の環境と社会へのコミットメントは、フェア・トレード製品の購入という域をはるかに超えています。そして当社は全事業領域で、一貫して環境と社会に関連する業務の改善に努めているのです。

2002年以来毎年、当社は業績をフォローし、自己評価の宣言の一部としております。そして、環境、社会、経済の各面に関する規範を設け、すべての業務(輸入経路の原材料部門から下流部門まで)を規範との比較対照により評価しているのです(当社の宣言についての詳細)。

アルテルエコの、日々のコミットメントの例

●カーボン・オフセット

2006年以来、当社事業によるCO2の全排出量を計算し、オフセットしております。ここで特筆すべき点は、主要排出源はフランス国内での製品輸送および他の業務であり、大量の輸入ではないということです。一部の方の予想に反して、後者は総排出量の8%を占めているにすぎません。


当社では環境への取組みの一環として、2006年における自社の二酸化炭素排出量を計算しました。当社では指定プロジェクトへの資金援助により、自社が排出したCO2すべてを、責任をもってオフセットしております。
並行して、当社はブラジル・アマゾンにおける森林再生プロジェクトに対し、多くの種を植林するための資金提供を続けております。(PureProjet.com)

● オフィス

パリにある当社のオフィスは、当初は必ずしも環境にやさしいものではありませんでした。しかし皆のコミットメントにより、とりわけナンボラとカルメンのおかげで、当社のオフィスは次第に環境にやさしくなり、最高の生活を経験することになりました。当社で使用するエネルギーは環境にやさしいもので、また紙をリサイクルするための容器も設置しております。さらに、夜になってもコンピュータやラジエーターの電源を切らない者への注意も呼び掛けているのです。