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ログ・ブック

 

ローラン(エチオピア訪問)


エチオピアは美しく、そして神秘に満ちた国で、80を超すエスニック・グループが暮らしています。そしてアフリカでは珍しく、これまで外国の植民地になったことがない国のひとつです。ただし「わずか」5年間、イタリアに占領されましたが。そういうわけで、エチオピアの雰囲気は、他では味わえないものです。きわめて強固な音楽の伝統があり、それが伝統音楽から現代音楽(エチオピア流の独自のジャズ)へと伝わっています。アディスアベバでも小さな町でも、国じゅういたるところで見つけることができますよ。


さて私は、ベラヌさん(シダマ・ユニオン)に温かく迎えてもらい、そして彼の家族にも紹介してもらいました。その中には子どもたちもいました。それから、私たちは小規模コーヒー生産者のバシェさんにも会いました。彼は40歳で、7児の父です。彼はコーヒー畑で私を温かく迎えてくれたのです。彼は0.5ヘクタールの土地を耕作しているのですが、その土地はなんと14世代にわたって受け継がれてきた家族農園なのです! その彼がたいへん誇りにしていることは、世界中で飲まれているコーヒーを栽培していること、そしてそれには堆肥と天然肥料しか使っていないことです。

シダマ・コーヒーは、おいしいことで、世界中で知られています。さらに、フェア・トレード・プレミアムがあればこそ、バシェさんは子どもたちを、協同組合が建てた学校に通わせることができたのです。要するに、ここは最高の国で、最高の住人がいて、さらに世界にふたつとないコーヒーがあるのです!

セシルとボリス(ペルー訪問)

ペルーはペルーです、それ以外のものではありません!

見たこともないような色に、息をのむような風景。そこにあるのは、あまりにも高く美しい山。手を伸ばせば、すぐに届きそうです。あたり一面に広がる多種多様な植物は、高度によってその姿を変えるのです。そして、スペインとインカ、まるで対照的な2つの文化が織りなす歴史は、エピソードにあふれています。人びとは絵に描いたように素朴ですが、心は誰よりも広いのです。この国で私は、老いも若きも、自然を愛する人をたくさん見かけました。私が何よりも感動したことは、彼らが根気よく、子どもたちを教育することです。彼らは、国の豊かさは子どもたちの教育で決まる、ということを知っているのです。果てなく続く旅のように、子どもたちが学び続けるよう、彼らはすべてを懸けるのです。

コクラ協同組合(23団体の集まりです)のメンバーは、きわめて正直で、彼らのステイタスと仕事に強い誇りを持っています。サラリーマン管理職だろうと生産者だろうと、それは変りません。協同組合は、彼らの人生であり、自由であり、確かにそれは生きる糧を与えてくれるものではありますが、しかし何よりも、成長し、学ぶチャンスを与えてくれるのです。彼らが好きなことは、新しい人間関係を築くこと、そして地球について語ること。というよりも、ここでは母なる大地についてですね! そして私たちは、母なる大地に敬意をもっているのです! 彼らは「オーガニック」について語ります。農薬の使用が話題に上ることはありません。なぜなら、母なる大地は太陽と空気とともに、インカのトリプティクのひとつだからです。これに敬意をもたないということは、あってはならないことです。ですから、森林再生も当たり前のことだと思われています。生物多様性への敬意についても同様です。彼らにとっては、理にかなったことなのです。それから、コーヒーの品質についてですが、彼らは製品が海を超えて共有されるという認識をもって仕事をしています。

こんなにすばらしい生産者と、私たちのようなヨーロッパの小さなアクターが、余すところなく多様性を共有し、そしてそれに尽くしているのです。だからこそ、私たちはこの仕事を日々つづけているのです。そしてだからこそ、誰もがこのプロセスの各段階、つまりコーヒーの栽培から「行動する消費者」が実際に購入するまでの、ひとつひとつの重要性を理解できることが大切なのです。この、赤いパッケージのコーヒー1箱の生まれ故郷には、フィードバックを待っている生産者がいるのです。彼が呼ぶ「フェア・トレード(comercio justo)」についてだけではなく、これからは1杯のコーヒーを共有したことへのフィードバックをも。

キャトリン(エチオピア訪問)

皆さん、こんにちは。
数カ月前、私はエチオピアで監査を行いました。いまだに忘れられないすばらしい思い出があり、この上なく学ぶことの多い国だということがわかりました。では、まずこの国についてです。どちらかといえばモノが豊富でないことは明らかでしたが、自然と人は、豊かさにあふれていることを発見しました。

さて、ハフルサ(Hafursa)は協同組合のモデルです。イルガッチェフェ地域で一所懸命だったのですが、最近フェア・トレードのネットワークに入りました。実は、私たちの訪問中のことですが、フェア・トレード・プレミアムで実施したプロジェクトが、村に革命的変化を起こしていたのです。たとえば電気の開通は、大変化であることがわかりました。何しろ、私たちより上の世代で、お会いする機会のあった人たちは、彼らが「新技術の到来」と呼ぶ電気の開通の場に居合わせて、とても幸せそうだったのです。

今回のような出張で私たちがどれほど衝撃を受けたことか、言葉にならないくらいです。しかし、この経験のおかげで、私は仕事の要点全体について、流通の下流にあるパリ、バスティーユのオフィスにいながらにして理解できるようになりました。生産者の皆さんは、フェア・トレードの買い手に、最高のコーヒーを届けたいと強く願っているのです。そうすれば、彼らの収入が増えるからです。また、YCFCU協同組合連合に属する多くの協同組合が、フェア・トレードのネットワークに参加したがっています。しかしそのためには、フェア・トレードのアクターである当社が、まず購買量を増やさなければなりません(したがって先進国の販売市場も!)。そうすれば、もっと多くの協同組合の生産者が、フェア・トレードに参加し、利益を分け合うことができるのです。

生産から

フェア・トレードにより、私たちの村に電気を通すことができました。これで日常生活が向上したのです。私は将来に自信を持っています。これが長く続いていく関係の始まりで、そして私たちのパートナーシップが絶えず拡大していくよう、私は願っています
アイエレバト(AYELE BATO)氏 (エチオピア、イルガッチェフェ、2006年)

以下、前の部分の繰り返し
1999年にフェア・トレード製品を販売した際、私たちは道路の建設を計画しました。しかしハリケーンのため、被害を受けた農園の復旧と新しい苗を植える区画の開発に、利益を充てたのです
イソドロ・デ・ラ・ロサ(Isodoro de la Rosa)氏(コナカド理事、ドミニカ共和国のチョコレート生産者)の証言

フェア・トレード・コーヒーは、私たちが生活を築けるように、私たちの家庭と土地に希望を運んできてくれるのです
フリオセサルロペス(Julio Cesar Lopez)氏 (メキシコ、ウシリ協同組合のコーヒー生産者) の証言